「ほらぁ!いつまで寝てるの!?起きなさいよぉ!」
その声と同時にカーテンが開かれ、眩しい日差しが俺を包んだ。
「うぅ、原稿で昨日は遅かったんだよ…、もうちょっと寝かせてくれぇ」
「だからいつも言ってるでしょ?早めに取り組まなきゃ最後に苦労するって!」
普段着にエプロンを纏った女性が、腰に手を当てながら呆れている。
彼女の名前は高瀬瑞希。俺とは学生時代からの腐れ縁だったが、いつしかその枠を飛び越え同棲していた。
俺は千堂和樹。大学に行く傍ら同人活動をしている。
収入自体はまんざらでも無かったが、これだけで食うにはまだ心許ない。
ここで経験を積み、大学を卒業するまでには漫画一本で生計を立てられるようにしないとな…。
瑞希と、いつの日か出来るであろう俺たちの子供のためにも。
「さっさとご飯食べて大学行くよ?」
「あぁ…わかったよ」
俺はベッドから起きあがると、頭を掻きながら答えた。
騒々しい朝の風景だったが、俺たちにしてみればいつもの事だ。
逆にこういうやり取りがない方が違和感を感じるほどに。
まさに俺たちの生活は順風満帆だった。
毎日が楽しく、二人でいる時間はかけがえのないものだった。
ただ、夜のスキンシップの方はイマイチかな…。
在学中に子供が出来るのも考え物だし、経済的に養っていく自信がなかった。
あとは、二人とも奥手なのかもしれない。
だからセックスはあの時だけで、同棲を始めてからは一度もやっていない。
でも、全然気にならなかった。
俺も瑞希も一緒にいる事が楽しかったから。
でも…そんな幸せな日々は…音も無く崩れ去った。
信じられないほど不条理な展開で…。
半年後。
俺は今度のイベントの入稿を済ませ、いつもの印刷所から家に戻った。
俺と瑞希の二人だけの家。
「ただいま〜」
「おかえりなさい、早かったわね」
すぐに瑞希が出迎えてくれる。
「あぁ、さすがに毎回あそこで入稿してると手続きも簡素化してるみたいだからな」
「そうなんだ。あ、千紗ちゃん元気だった?」
「元気も元気。ドジなところにもますます磨きがかかってる感じだったけどね」
「あははは」
俺たちは何気なく会話を交わしながら部屋に入った。
「そうだ、今、コーヒーでも入れるね」
「おっ、サンキュー」
瑞希はそう言うとキッチンへと向かう。
俺は床に腰を下ろすと、テレビのスイッチを入れた。
そして、適当にチャンネルを合わせながら瑞希を待つ。
入稿後の安堵感がゆっくりと湧き上がってくる気がする。
「お待たせ〜」
そうこうしているうちに、瑞希が2つコーヒーを持って部屋に入ってきた。
そして、俺の目の前に、煎れたての湯気を立てているコーヒーが置かれる。
「んじゃ、いただきます」
俺は軽く息を吹きながら、コーヒーを胃に流し込む。
今朝まで原稿をやっていた体に、痛いほど染み渡る気がした。
けど、それがまた…完成させたという満足感を醸し出す。
「…あぁ、効くな…」
俺は笑顔でこちらを見ている瑞希にそう呟いた。
しかし…
その瞬間、俺の体が揺れる。
いや、揺れたのは体ではなく視線だった。
…あぁ…ぁ……
次第に視界が暗くなっていく。
何が起きたのかすらわからぬまま…。
「…う…っ…?」
俺は不意に意識を取り戻した。
だが、何故か動く事は出来ず、ぼやけた視界の向こうに天井が映っている。
…どうしちまったんだ…?
俺は混乱するばかりだった。
…そういえば…瑞希は…?
そして、大事な存在が頭を掠める。
でも、彼女の身を案じる事は出来ても、いっこうに体は固まったままだ。
…くそっ…どうして動けないんだよ…
俺は天井だけを見つめながら必死にもがく。
しかし、そうしていると、奇妙な音が耳に響いた。
「…はぁぁ…ぁ……はぁ…」
「…!?」
それは、押し殺すような悩ましい息づかいだった。
しかも、だんだんと大きくなっていく。
「…はぁぁ…奥まで…当たってるよぉ…」
…こ、この声は……瑞希…なのか…
俺は血の気が引く思いだった。
最悪の構図が頭を過ぎる。
…動け!動いてくれ!!
俺はその思いを打ち消すように叫んだ。
けれど、その思いが口をついて出る事もない。
そして、俺の耳には瑞希とは別の声が聞こえてきた。
それは男のものである。
「もっとマンコに力を込めないと、私は満足出来ませんよ?」
俺はその声に唖然とした…。
同時に危惧していた展開が目の前で行われているのを悟る。
…なんてこった…
俺は絶望の波に飲まれていく。
だが、それはあくまで第一波に過ぎなかった。
「…あぁ…ごめんなさい…はぁぁ…」
瑞希の悩ましい声が再び響く。
そして、肉と肉が交わる音までもが俺の耳に伝わった。
「そうだ、その調子ですよ」
「はぃ…ぃ…あぁ…ぁ…いぃ…」
俺は耳を塞ぐ事も出来ず、そのやり取りを聞き続けるしかない。
拷問を受けているような気がした。
「…ん?やっと目を覚ましたみたいですね」
だが、男が俺に気がついたらしく、こちらに声を投げかける。
もちろん、俺は動けない。
しかし…
「遠慮しないで、こっちを向いてもいいんですよ?」
男がそう言うと、俺は操られているかのように起き上がった。
そして、ゆっくりと体を声がする方に向ける。
俺は…最悪の光景を目にした。
目の前では、案の定、瑞希が見知らぬ男と交わっていたのだ…。
男を跨ぎ、しゃがみながら尻を浮かせ、自らの力のみでチンポを咥え込むように…。
しかも、服を捲り乳房を剥き出しにした格好で。
「あ、和樹。おはよう」
だが、瑞希は何事も無かったように俺を見る。
俺は今の状況を彼女に聞きたかったが、依然声は声にならない。
ただ、虚しく口をパクパクさせるだけだった。
しかし、そんな俺を余所に瑞希は話を続ける。
「今ね、和樹と私の子供を孕ませてもらってるの」
…な、何を言ってるんだ…瑞希!?
「ほ、ほら…あなた皮被ってるから子供作れないじゃない…だから、思い切ってお願いしちゃったんだ」
…皮被ってる??俺は包茎じゃないぞ?
…それに…なんでそうなるんだよ…
俺は彼女の言葉が理解出来ず、ただ困惑するだけだった。
そんな矢先、瑞希にチンポを突き立てていた男が口を開く。
「どうです、瑞希?私のチンポの感触は?」
「はい…とっても…長くて…太くて…気持ちいいです…」
「ふふ、最初はあれだけ痛がっていたのにね」
「あ、あれは…ほとんど初めてだったし…ムリヤリだったからで…、でも…今は慣れましたし…、あの時…
犯してもらって…心底感謝してます…」
瑞希は頬を赤らめると幸せそうに笑った。
俺の中から激しい怒りが湧き上がってくる。
もちろんそれは瑞希に対してじゃない。
…この野郎!瑞希をレイプしたのか…!!
…絶対許さねぇぞ!!
その怒りの炎は俺自身を焼き尽くしてしまいそうだったが、無情にも体は氷のように動かない…。
その間にも…瑞希と男は残酷な現実を赤裸々と語り続ける。
「私もこんないやらしいマンコと毎日ハメられて嬉しいですよ」
「はぁ…はぁ…ありがとうございます」
「フェラもパイズリもどんどん上達しているからね」
「はぁ…はぁぁ…だって…和樹と私の子供を孕ませてくれる…大事なチンポですから」
「では、また出してあげますから、しっかりと咥え込むんですよ」
「…はいぃ…」
俺は途切れる事のない怒りと悲しみに胸を締め上げられ続けた。
だが、決して目を逸らす事が出来ない。
目を閉じる事すら叶わなかった。
視界の先では、瑞希が股間に力を込めながら男のチンポをねっとりと締め上げている。
その動きは…とても慣れていて…先ほどの会話が嘘では無いという事を物語っていた。
…もう…止めてくれ瑞希…
俺は声が出ない事を理解しながらも叫ばずにはいられない。
彼女とのこれまでの想い出が…音を立てて壊れていくような気までした。
「はぁぁ…ぁあ…チンポ…いい…のぉ…」
…ぐちゅ…ちゃぽ…
肉の音が部屋中に響き渡っている。
「おっと、そうだ。千堂くんも見ているだけじゃなくて楽しんでいいですよ?」
その時、男が俺に向かい声をかけた。
…楽しむ?
…何を言ってやがる!このクソ野郎が…!
俺は心の中で、そう反論した。
だが…体は心と別の動きを見せる。
…ど、どうなってるんだ…??
自分の意志に関係なく、俺はズボンを下ろしはじめた。
…………!?
そして、先ほどの瑞希の言葉を理解する。
俺のチンポは…いつの間にか完全に皮を被っていたのだ。
どうしてそうなったのかはわからない。
俺はその変わり果てたチンポを慣れた手つきで扱きはじめる。
完全に勃起しても、皮は捲れることはなかった。
すぐに透明の粘液が、巾着の先から溢れ出る。
「あぁ…和樹がオナニーしてくれてる…、私も頑張るね」
瑞希はそんな俺を見て微笑むと、再び男のチンポに集中しはじめた。
腰を上下し、チンポを肉で擦り続ける。
…じゅぷ…ちゃぷ…
再び部屋は瑞希と男の絡み合う音だけが響きはじめた。
そして、俺はそれを見ながらひたすらチンポを扱いている…。
「ふふ、お似合ですよ、千堂くん」
それを男は見下したように笑う。
「おっと、そうですね…特別に昨日までの記憶だけは呼び覚まさせてあげましょうか…」
…記憶だと??
「千堂和樹はオナニーこそ生き甲斐でしたよね?」
…………………
俺はその言葉を聞いた瞬間…全てを思い出した。
同時に吐き気を催しそうな気分に包まれる。
怒り…屈辱…悲痛…そして絶望…
ありとあらゆる負の記憶が俺の脳裏から湧き出しはじめた…。
そう…あれはあの時からはじまったんだ…。
同棲をはじめて…ちょっとしてから、大志の奴にハメられて参加したセミナー…。
なんでも集中力を高めてくれるとか言う胡散臭いやつだった。
そこに…俺と瑞希は行ったんだ…。
そして…見事に…こいつの術中に陥ってしまった…。
薄暗い部屋に俺と瑞希は座っていた。
目の前にはその男が座っている。
既に二人とも自らの意志はなかった。
ただ、男にゆっくりと飲み込まれていく。
まず…奴が言う事は全て正しい事と刷り込まれた。
そして、二人が交わる事を禁じられる。
俺と瑞希はお互いの体を求める意志を失わされたのだ。
だが、奴は瑞希が持っていた俺の子供が欲しいという思いだけは残した。
同時に俺が包茎であり、包茎の男は子供を作れないと信じ込まされる。
「和樹の子供…欲しいのに…」
瑞希は悲しそうに呟く。
しかし、そんな彼女に男は狂った打開策を示す。
「それでは、瑞希のマンコに精液を注いでくれた人に頼みましょう。赤の他人でもあなたが信じれば
それは千堂くんの子供ですよ」
「…はい」
「でも、あなたはそれを忘れます。そして、いかなる経緯であれ、マンコに射精された時点でそれを
思い出します。それが誰であっても精一杯お願いしましょうね」
「…はい、そうします」
瑞希はなんの疑いもなくそれを受け入れていく。
「それから、瑞希はその精液を注いでくれたチンポを忘れられなくなります。その持ち主がお願いする事は
喜んで叶えましょうね」
「…はい」
残酷な未来を刻み込まれていく瑞希。
だが、俺は無力だった。
そして、全てのやり取りを忘れ、俺の存在に気づく事なく彼女は帰っていく。
次は俺の番だった。
もちろん抵抗など出来ない。
ただ、奴の言ったおぞましい事を遵守すべく、心と身体に染みこませていくだけだった。
そして…それから暫くののち…奴の最悪な計画が動き出す。
「和樹ぃぃ!た、助けてぇ…!!」
玄関から瑞希の泣き叫ぶ声が聞こえた。
居間にいた俺は猛然と声のする方向に駆けていく。
「貴様!何してやがる!!」
そこでは、瑞希が床に押し倒され、無惨にも服を引きちぎられていた。
男は嫌がる彼女を押さえつけながら、剥き出しになった豊満な乳房に顔を埋めている。
「か、和樹!!」
瑞希は怯えた表情で、助けに来てくれた俺を見た。
俺もその思いに応えるべく、男に飛びかかろうとする。
だが…
出来なかった。
俺は飛びかかれなかったのだ。
そればかりか、男の行為を止める事すら出来ない。
それは、体が猛烈な興奮に包まれたからだった。
「か、かずき…ど、どうしたの…」
俺の変化を瑞希が察し、不安そうに呟く。
だが、その時俺は…その欲望を自制する事で精一杯だった。
そう…それはこの男に植え付けられた…俺の性癖だったのだ。
瑞希が他人に犯されるのを見る事だけでしか性的興奮を得られないと言う…。
俺は呆然と立ち尽くしていた。
瑞希が男に抱かれるのを待ち望むように…。
「…た、助けて…、は、早くぅぅ!!」
乳房を舐められながら、必死に瑞希が叫んだ。
しかし、もう俺は完全に欲望に取り憑かれている。
自制しなければ…という意識がなければ、男の手助けをしていたかも知れない…。
そうこうしているうちに、瑞希は男に背後から抱えられていた。
ただズボンを膨らませながら、それを見ている俺に悲しい顔を見せながら。
「…それでは、彼氏の前で結ばれるとしますかね」
男はいつしかズボンを下ろすと、野太いチンポを瑞希の股間に押し付ける。
「…いやぁぁ…いや…ぁ…」
瑞希は逃れる事も出来ず、涙を流しながら叫んだ。
…ぐちゅ…
「…ひぐっ!」
亀頭の先が瑞希の中に潜り込むと、彼女は悲鳴に似た短い息を漏らした。
俺とは一度だけしかセックスした事のないそこは…ほぼ未開拓に近かったのだ。
それを普通よりもはるかに長く太いチンポがめり込んでいく…。
そして、それを見た瞬間…俺の興奮が限界を超えた。
ズボンの中にどろりと生暖かいものが広がる。
そう…俺は射精してしまったのだ。
…だけど…いっこうに欲望は治まる気配がなかった。
そればかりか、一度吐き出した事で…ますます強くなっていく。
「…か…かず…きぃ…」
瑞希の悲痛な声を聞きながら、俺はズボンとパンツを下ろした。
そして、出したての精液がこびり付いているビンビンに勃起したチンポを握ると…一心不乱に扱きはじめる。
しかも…そのチンポは見事に皮を被っていた。
そう…これも奴の差し金である。
俺は…包茎チンポこそが正しい姿で、剥けているチンポには耐えられないと意識づけられていたのだ。
その賜としての…惨めな包茎…。
そして、皮に圧迫され以前よりはるかに小さく見えるチンポ…。
奴との差は比べものにならなかった。
まるで…全てにおいて劣等な存在であるかのように…俺はチンポを扱き続ける。
「…うぅ…ぅ…痛い…ぃ…」
既に奴のチンポを根元まで突き入れられていた瑞希は…呆然と俺を見ながら弱々しく叫んだ。
強気な彼女からは想像も出来ない姿。
そして…そんな瑞希を守ってやれないどころか…興奮し、オナニーをする俺…。
思い出すだけで狂ってしまいそうな光景だった。
「ふふ、そのうち…忘れられなくなりますよ」
男は瑞希の乳房を揉み、頬を舌で舐めながら盛んに腰を突き立て続ける。
「ぃやぁぁ…ぁ…ぁ…」
瑞希は苦痛と恥辱に頬を赤らめ涙を流していた。
だが、男の責めが止む事はない。
そればかりか、次第にその動きは荒々しくなっていった。
瑞希のそこからは男のチンポが大きく出入りを繰り返す。
それは、染み出した彼女の愛液で光っていた。
そんな光景に俺は更に性欲を刺激される。
まるで取り憑かれたように、チンポを扱いた。
先端からは糸を引きながら粘液が垂れ、床を汚している。
「あぁ…ぁ…も、もう…やめて…た、助けて…」
「…そう言う訳にはいきませんね。でも、あなたのマンコに全部出したら解放してあげましょう」
男は卑猥な顔を浮かべると笑った。
瑞希の顔が青ざめていく。
「…いやぁ…そ、それだけはいやぁ…!!」
怯えながら彼女は叫ぶと、逃げようと体を必死に反らした。
でも、男にしっかりと固定され、その余地はない。
「男と女が交わったら、それが基本ですからね」
奴は的外れな台詞を吐くと、目的に向かい腰の動きを早めた。
チンポが瑞希の股間を容赦なく抉っていく。
俺も…一気に絶頂へと駆け上っていく。
至福の瞬間を感じていた…。
…びゅく…びゅるるる…
「ひぃぃぃ…!!」
激しく射精される感覚に瑞希は目を見開き叫んだ。
男は一滴も漏らすまいと腰を彼女の尻に押し付ける。
今もなお…精液を注ぎ込んでいた。
俺も、皮を被ったチンポの先から、水鉄砲のように精液が飛んでいる…。
体験した事のない満足感が俺を満たしていた…。
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
「ふふ、ご馳走様でした。それでは…私は帰るとしましょう」
男はようやく精液を出し終えると、自分の服を整え立ち上がる。
だが、その時…瑞希に埋め込まれた常識と習性のスイッチが入った。
瑞希は…怯えていた顔を急に綻ばせると、腰をもじもじとさせながら男の足にすがりつく。
「…あぁ…待って下さい…」
「どうかしましたか?」
「あ、あの…私…和樹の子供…作りたいんです…、だから…私を妊娠させて…下さい」
たった今、自らを強姦した男に…妊娠させてくれと嘆願する瑞希。
俺はただチンポを握りながら、それを見ている。
「私はあなたをレイプしたんですよ?それでもいいのかな?」
「は、はい…構いません…、そ、それに…」
「それに?」
「あ、あなたのチンポ…もっと…欲しい…」
俺を尻目に、瑞希は淫らな表情で言い放った。
既に体は奴のチンポを求めている。
先ほどまで濡れる程度だった股間からは、信じられない量の愛液が逆流する精液と一緒に太ももから垂れ落ちている。
「仕方ないですねぇ…。でも、マンコだけとはいきませんよ?口でもその大きい胸でも、私のチンポを楽しませて
貰いますがいいのかな?」
「は、はい!あ、ありがとうございます!」
瑞希は心底嬉しそうに笑った。
その顔は…奴のチンポに奉仕出来るという喜びに溢れている。
それを男は勝ち誇った顔で見ていた。
そして、俺も期待にチンポを扱きはじめる。
かけがえのない存在が見ず知らずの男に汚されていく光景を夢見て…。
それから…奴は常にこの家にいた…。
いや…俺たちの主(あるじ)として君臨していたのだ…。
朝は、瑞希が俺のベッドで寝ている奴のチンポをしゃぶって起こすのが日課になった。
もちろん途中で起きても、瑞希の口に出すまで続けさせる。
そして、起きた後は一人だけ彼女の作った朝食を頬張り、瑞希はテーブルの下に座ると自らの朝食を摂るため
パイズリをしていた。
そう…瑞希の朝食は奴の精液なのだ…。
俺はそれを見ながら、ただオナニーを繰り返す。
何度も何度も射精していた。
そして、食事が終わると、奴の食べ残しが俺の朝食になる…。
それからの俺は…深夜になるまで漫画を描くだけの存在だった。
それ以外…何もする事を許されない。
怒りも悲しみもなく…疲れもせず…漫画だけを描き続ける俺…。
もしかしたら…術だけでなく…俺の微かに残った意識がそうさせていたのかも知れない…。
でも、その間も目の前で、瑞希は犯され続けていた。
もう…彼女の目に俺は映っていない。
奴のチンポに完全に溺れていた。
時には全裸で、時には即売会で着ていたコスプレの衣装を身に纏いながら…男に体を差し出し続けている。
そして、奴の気が向いた時だけ…俺はオナニーを許されるのだ。
まさに人形以下の扱いだった。
………………
…なんてこった…
…俺と瑞希の生活は…いつの間にか…完全に…踏みにじられていたのか…
俺は今まで信じていたものが幻だった事を悟った。
そして…狂ってしまいそうな衝撃に打ちのめされる。
だが、それすら今の俺には出来ないのだ。
ただ、目の前で瑞希が犯されているのを見て…チンポを扱くだけ…
そして…そんな真実を知らない瑞希は…もう何度迎えたかわからない絶頂へと向かい駆け上がっていく。
「はぁ…はぁ…太い…の…また…イっちゃいそう…」
「瑞希のマンコもよく締め付けてくれますよ」
「はぁ…ぁ…はぁ…ぁぁ…だってぇ…このチンポ…好き…だからぁ…ぁ…」
「ご褒美にたっぷりと注いであげるからね」
「ああぁ…はいぃ…いっぱい…注いでぇ…」
瑞希の腰の動きが更に速くなる。
男もゆっくりと腰を動かしはじめた。
俺まで…二人に合わせ動きが早くなる…。
「あぁぁぁぁぁぁ…もう…ダメぇ……」
…どくっ…どぴゅ…
瑞希は絶頂に達すると、そのまま腰を沈めた。
激しく彼女の中で吐き出された精液が、どろりとあそこから漏れている。
俺も…目の前の床に精液を放っていた。
…なんでだ…
そして、自らの惨めさに俺は泣いた。
涙が零れる事はなかったが…。
「あぁ…いっぱい出たね…」
瑞希は満足そうな顔で独り言のように呟いた。
チンポが抜かれたあそこからは、精液が汚らしく垂れ落ちている。
「早く…和樹の赤ちゃん…欲しいな…」
「大丈夫ですよ、妊娠するまで何回だって出してあげますから」
「はい…宜しくお願いします」
愛していた男の子供を見ず知らずの男に嘆願する瑞希。
愛していた女が見ず知らずの男に犯されているのを見てオナニーする俺。
だが…この異常な光景は…これからも延々と続いていのだろう。
この男が瑞希に飽きるまで…。