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第2話「悪夢(後編)」






  車は人気のない海に面した公園のような場所に止まっている。

  そして、その中ではあずさは3人の男に囲まれていた。

「じゃあ、次は着ているものを全部脱ぐんだ」

  あずさをいやらしい目つきで見ながらも、冷静な声で男は言った。

「…もう…許して…」

  剥き出しの下半身を隠すようにあずさは下を向く。

「おいおい、お前は自分の立場ってのをまだ理解してないようだな」

「……」

「お前に拒否する権利なんかねぇんだよ、何なら今撮影したこのビデオを
職場の仲間や妹に送りつけてやってもいいんだぜ」

「それとも、実名で画像をインターネットで配信してやろうか?」

「…や…やめて!」

  あずさは改めて最悪の状況を痛感すると、その声を掻き消すように叫んだ。

「だったら言われた通りにするんだよ!」

「…はいぃ…」

  半ば怒鳴るような男の声にあずさは体を強張らせると、震えながら1枚1枚
着ている服を脱ぎはじめた。

  その間も、男たちの視線は刺さるようにあずさに向けられる。

  そして、ブラジャーも外すと、心許なげに乳房を隠しながら、一糸纏わぬ姿を
男たちの眼前に曝した。

「ほれ、手もどけて全部俺たちに見せるんだ」

「…うぅ…」

  あずさは力なく両腕を下に垂らすと、豊満な二つの膨らみが姿をあらわした。

「へへぇ、やっぱりデカイな」

「想像通りいやらしい形をしてやがるぜ」

  いつの間にか裸になっていた男たちはそう言いながら、はちきれんばかりに勃起している
おぞましい男根を扱いていた。

「……」

  あずさは自らに向けられる男の欲望とビデオカメラに怯え体をもじもじさせる。

  しかし、それが余計に色気を醸し出していた。

「それじゃあ、そのでけぇおっぱいで抜いてもらうか」

  そして、男はあずさの前に立つと、その勃起した男根を彼女の胸の谷間に当てがった。

「ほら、ボッとしてないでさっさとするんだ」

「…え…?……あぁぁっ…痛いぃ…」

  意図がわからないあずさの長い髪を男は無造作に引っ張っる。

「いやらしい顔してるくせにパイズリも知らねぇのか!?お前のでけえ胸で俺のチンポを
挟んで扱くんだよっ!さっさとやれっ!」

  男は非情な声であずさを罵倒すると、熱を帯びている男根をさらに彼女に押し付けはじめる。

「…うぅ……」

  あずさは自らの乳房に手を添えると、谷間にそびえる男根を挟むように押し付けた。

  脈打つ感触が乳房を通して体に広がる。

「へへ、そうだそれでいいんだ、次はチンポに絡むように押し付けろ」

  男は更なる命令をあずさに発した。

  そして、自らも次第に荒々しく腰を動かしはじめる。

  あずさも目を閉じるとゆっくりと乳房を揉み砕くように男の動きに合わせた。

  男が動く度に、男根の臭い匂いが鼻をつく。

「……」

  あずさの瞳からは無意識に涙が流れている。

  しかし、この状況から逃げる術はなかった。


「はぁはぁ…よし、今そのいやらしい顔に相応しく汚してやるからな」

  そして男はさらに息を荒くし、自らの手を乳房を挟んでいるあずさの手の上に重ねると
玩具でも扱うように二つの膨らみを揉みはじめる。

「ひぃぃ…い…痛いぃ…」

  あまりの激しさにあずさは声を上げたが、男はそれに構うことなく限界に向けひた走った。

「よし、イクぜぇ」

  びゅく…どぴゅ…ぴゅ…

  男が言うか言わぬかのうちに、その亀頭の割れ目からは勢いよく白く濁った粘液があずさの
顔めがけて飛びはじめる。

「…ひぃぁあ……」

  あずさはとっさに仰け反ったが、しっかりと体を固定され動くこともままならず、頬や鼻、
そして顎などにその汚液は湯気を立てながら降り注いだ。

  乳房の谷間にも蜘蛛の巣のように糸を引きながら熱い液体が流れている。

「へへ、やっぱりあずさにはザーメンが似合うな」

  男はあずさの顔を持ち上げると、余韻に浸りながら笑った。

「……」

  あずさは声を出すことも出来ず、ただ虚ろにその惨めな顔を晒したが、男の背後で
彼女の顔を捉えているカメラがさらに心を重くする。

  そして男はあずさから離れ、カメラを受け取ると、今度は2人の男があずさの前に進み出た。

「次は俺たちのチンポをしゃぶってくれよ」

「…あぅぅ…」

  あずさの汚れた顔に勃起した男根を押し付け、2人は口腔奉仕を要求する。

  もちろん、その瞬間もしっかりとカメラに捉えられていた。
  
  そして、半ば強制的に彼女は2本の怒張を握ると、ぎこちない手つきで扱きはじめる。

「へへへ、絵になってるぜ」

  カメラ越しに男は嬉しそうに声をかけた。

  顔や乳房をベトベトにしながら2本の男根を握っているあずさ…それだけで男の欲望を
刺激するには十分であった。

「テクの方も追々身につけさせてやるぜ」

「そうだな、その為にはまずチンポを好きにならないとな」

  男たちはさらに腰を突き出し、あずさの唇に亀頭の先を重ねた。

  口に咥えろと言う合図であった。

「……ひぃあ…」

  あずさは際限ない要求に顔を強張らせる。

  しかし、すっかり恐怖感に取りつかれていた彼女はその端正な口に赤黒い亀頭を滑り込ませた。

  …じゅぷ…

  口いっぱいに男の粘液と乾いた汗の味が広がった。

  もう一人からはかすかに血の匂いがする。

  それは、あずさの処女喪失の血だった。

  そして、2人は代わる代わる根元まで男根をあずさの口の奥深くに埋める。

「…ひぐぅ……ぐぷぅ」

  あずさの口元からは涎と男の粘液が動きに合わせとろとろと零れはじめた。

  永遠とも思える時間が続いていく。

  しかし、男根があずさの涎でふやけはじめてきた頃、男たちは次の行動に移った。

「そろそろ、出すべき場所に移るか」

「あぁ…やっぱり出すのは下の口だからな」


  男たちはあずさの口から男根を引き抜くと、半ば放心状態の彼女に自らの方を向かせ言った。  

「さぁ、次は四つん這いになるんだ」

「…はぃぃ…」

  迷う余裕もなくあずさは言われた通り床に手をつくと、赤ん坊のように四つん這いになる。

  すると、一人の男も仰向けになると手際よくあずさの下に潜り込んだ。

「さて、マンコを堪能させてもらうぜ」

  そして、自らの男根を握りあずさのまだ鬱血の癒えぬ秘部にそのものを突き当てる。

  …にゅぷ…じゅく…

「……ひぃあぁぁ…!」

  放心し、麻痺していた感覚が一気にあずさに戻った。

  再び処女喪失の痛みが彼女を襲う。

「ひぃぃ…痛い…ぃぃ…」

  既に秘部は男の竿を根元まで咥えていた。

  しかも、男は泣き叫ぶあずさに遠慮する事なく自らのペースで腰を上下させる。


  そして、もう一人の男も行動に移った。

  男抱えられ、目の前に曝される肛門に怒張をあてがうと、ゆっくりと中への侵攻をはじめたのだ。

「…え…?…やだぁ…ひぃあぁぁぁ……!」

  あずさは想像もしなかったアナル挿入に目を見開くと激しく抵抗する。

  しかし、体は下の男にしっかりと固定され、尻も手の跡がつくほど抱えられており、逃げる
ことなど出来る訳もなかった。

「いや…いや…許してぇ…ぇぇ……ぎぃぃぃ…」

  そして、唯一残された声を振り絞ったが、亀頭は既にあずさの腸内に入り込み、青筋を立てている
竿がゆっくりとあずさの肛門を捲り上げていた。

「うぅ、締まるぜ」

  男はあずさの尻の感触を堪能しながら、遂に根元まで男根を押し沈める。

「…ひぃぃ…壊れちゃう…」

  激しい感覚と屈辱があずさを襲った。

「初体験で両穴責めされるなんて、いい思い出になるぜ」

「ちゃんとビデオも編集して送ってやるからな」

  しかも、男たちはさらなる屈辱の言葉を投げかける。

  そして、盛んにあずさの秘部と肛門に男根を突き立て続けた。

「ひぃあ…はぁ……はぇぇ…」

  あずさは肩で息をしながら悶える。

  男たちの息も次第に荒くなっていった。

「それじゃあ、そろそろ出してやるか」

「…ひぇぇ…やぁ…ヤダぁぁ…!!」

「よし、出るぅぅ」

  あずさの叫びは完全に無視され、男たちはほぼ同時にあずさの体内に熱い液体を放出する。

「…あぁぁ……くぅぅぅ…嫌ぁぁ…」      

  まるで膣と腸が一体になったような激しい射精の感覚に、あずさは声と体を打ち震わせた。

「へへ、嫌がってる割にはマンコは俺のザーメンを全部搾り取ろうと必死に締まってやがるぜ」

「そのうち、この瞬間が嬉しくて堪らなくなるから安心しろよ」

「………」
  
  そして、男たちはあずさの穴から男根を引き抜くと、その汚れを彼女の髪の毛で拭い取った。


「…うぅぅ…」

  ようやく解放されたあずさは人形のように倒れこんだが、それは小休止に過ぎず今度は3人がかり
での責めがはじまる。

  男たちは様々な体位や行為をあずさに要求し、彼女は泣きながらそれに従った。

  そして、男たちは何度も何度もあずさの体を汚していく。


  一体、どのくらいの時間が経ったのか、既にあずさには考える思考はなかった。

  ただ、全てに疲れ切り男たちの欲望の捌け口になっているだけだった。

  その瞬間も、あずさを上にして抱えていた男が直腸に薄くなった精液を注ぎ込んでいる。


「はぁはぁ…これであずさのアナルには5人分のザーメンが入ってるなぁ」

「次はマンコにも注いでやるぜ」

「へへへへ、俺は口で出すぞ」

  そして、あずさの口に男根を突き立てていた男が、彼女の頭を掴むと前後に振りはじめる。

「…ぐぷぅ…じゅぷ…ぅぅ…」

  …どぴゅ…びゅく…

  既にただの穴と化していたあずさの口に精液が放たれると、口の中に溜まった白濁液は
すぐに彼女の口の端から糸のように流れはじめた。

「おいおい、勿体ねぇな」

  男はそう言いながら口から男根を引く抜くと、あずさの口に手を当てその流れを塞ぐ。

「ぐぷ……うぐぐ…」

  逃げ場を失った汚液はあずさの口の中で渦を巻き、喉のほうへ流れはじめた。

「ほれ、飲めよ」

  飲むしかなかった。

  …ごく…ごく…

  そして、喉を鳴らしながらまだ生暖かい粘液を飲み下していく。

「けけ、美味しそうに飲みやがるぜ」

  男は嬉しそうにあずさを見ると、確認するように彼女の口を開ける。

  舌や歯にも男の汚液がこびりつき、無惨な口内だった。

「今度は俺が飲ませてやるよ」

「…ぐぅ…」  

  そして休む間もなく、あずさの汚液にまみれた口内を別の赤黒い男根が蹂躙をはじめる。
  
   
  こうして、あずさは気を失うまで穴と言う穴を犯され続けた。


















「…う……うぅ…」

  既に太陽が一番高いところで輝いていた頃、あずさは目を覚ました。

  しかし、そこは自らの部屋のベッドの上だった。

  目の前には見慣れた室内が広がる。

  しかも、服を身に着けている感覚があり、実際手元を見るとカーディガンの裾が目に入った。

「…まさか…夢…??」

  あずさは淡い期待を抱いた。

  そして、恐る恐る布団を捲る。

  しかし、次の瞬間、それはあずさの願望に過ぎないことを痛感させられるのだった。

「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

  あずさは身も蓋もなく叫んだ。

  そう、布団の中であずさが見たもの、それは彼女の剥き出しになった下半身と
秘部から太股にこびり付いた血と男たちの精液の名残だった。

  そして極めつけは、男に尻を抱えられ秘部を曝している1枚の写真。
  
  あずさは倒れるように枕に頭を沈めた。

「……私…本当にレイプされちゃったんだ……」

  うわ言のようにそう呟くと、叫び声を聞きつけて部屋のベルを鳴らす隣の部屋の男の声に
耳を傾けることもなく、再び目を閉じた。


  これからはじまるであろう恐怖に怯えながら。

 



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