第6話「侵蝕(4)」 部屋の中は異質の熱気に覆われていた。 あずさのベッドの上には全裸の長井が腰を下ろし、彼女の奉仕を卑猥な目で眺めている。 そして、あずさは未だユニフォームを着たまま、乳房の部分だけを剥き出しにした卑猥な 格好で長井の男根を口に含んでいた。 …じゅる… 弱々しく、彼女は亀頭に舌を這わせる。 「ほれ、もっと気合入れてしゃぶらねぇか?」 だが、すぐに長井から罵声が飛んだ。 そして、あずさの髪を鷲掴みにすると、鋭い目突きで彼女を睨む。 「いい加減にしろよ?何度言えば気が済むんだ?そんなに嫌なら外で奉仕させても いいんだぜ?」 長井は更に声を荒げる。 冗談には聞こえなかった。 「…ぅ…ぁ…い…」 あずさは、長井の雰囲気と声に怯えながら、咥えていた男根に舌を絡ませる。 …じゅぷ… 生々しい舌の音が部屋に響いた。 「けっ、出来るんなら最初からやれってんだよ…。相変わらず学習能力がねぇな」 長井は半ば呆れながら、あずさの長い髪を後ろに纏める。 男根を根元まで咥える姿が一層露わになった。 もちろん、他には誰もいないのだが、あずさは誰かに見られているような恥ずかしさに 襲われ頬を赤らめる。 しかし、だからと言って停滞する訳にはいかなかった。 既に何度も長井を怒らせており、いつ本当に外に連れ出されるかもしれない恐怖があずさを 苛んでいたからである。 おまけに、そろそろ隣人の前田耕二や榎本つかさが帰宅してもおかしくない時間であり、 彼の怒鳴り声をあまり隣の部屋には響かせたくなかった。 そんな事もあり、あずさの男根奉仕は少しづつ熱を帯び始める。 やり方を学んだ訳ではなかったが、ただ本能のまま、亀頭や竿を舌で舐め上げた。 次第に男根はさらに熱さと固さを増してくる。 「へへへ、その調子だぜ」 長井はあずさの奉仕に満面の笑みを浮かべると、更に股を広げ男根を突き出した。 …じゅぷ…くぷ… あずさは涎を垂れ流しながら、さらに喉の奥に侵入してきた男根を苦しそうに受け入れる。 涙も出てきた。 しかし、長井に容赦はない。 「ほら、手でも、俺の袋を弄らねぇか。ご主人様を満足させるのがお前の仕事なんだからよ!」 「…ぅ…く…」 あずさはその声に、情けない瞳で上目遣いに長井を見ると、すぐに指をおぞましい 玉袋に伸ばした。 陰毛の感触に背筋が凍る。 だが、逃れる術などなく、あずさは恐る恐る袋を弄った。 既に精液が溜まっているのか、それは不気味な張りを見せている。 それでもあずさは愛撫を続けた。 もちろん、口や舌での奉仕もだ。 「へへっ…」 そして、長井は短く笑うと、遂に、あずさの口の中へと精を放っていく。 「………!!」 …びゅるる…びゅっ… とても、二回目とは思えない、量と濃さだった。 すぐにあずさの口内は余すところなく精液に満たされる。 舌や喉、歯やその隙間に至るまで、臭く濃厚な白濁液が蹂躪をはじめた。 「…ぅぅ…ぐふっ…」 しかし、吐き出す事も出来ず、あずさは顔を歪めながら耐える。 すぐにそれは、あずさの喉に溜まりはじめた。 「さて、どうするかはわかってんだろうな?」 そして、それを見透かしたように長井は卑猥な表情であずさを見下ろす。 選択の余地などなかった。 …じゅる… あずさは喉や口に溜まった汚液を舌の上に集める。 おぞましい味覚に神経を蝕まれそうだった。 しかし、あずさは顔を歪めながら、その粘液を嚥下して行く。 …ごくぅ… 大量の汚液は彼女の喉を鳴らすと、胃へと流れていった。 「へへ、わかってるじゃねぇか。んじゃ…ご褒美をやるぜ」 長井は、その光景を満面の笑みを浮かべながら堪能すると、ゆっくりとあずさの口から 男根を引き抜く。 名残の汚汁が糸を引いた。 そして、彼は半萎えの男根を握ると、あずさの口元に亀頭を拭うように押しつける。 「…ぁ…っ…」 生暖かい男根が、何度も唇の周りを這った。 まるでヨーグルトでも貪ったように、あずさの口元は半透明の粘液で染まる。 しかも、淑やか且つ端正な美少女が、それを甘受しているのだ。 見る側にとっては、再び欲望を掻き立てられる構図だった。 「また、勃って来たぜ。やっぱり、あずさは肉奴隷の素質十分だな」 長井は再び強度を取り戻した男根を頬に押しつけると、卑猥な言葉であずさを犯す。 「…そ…そんなぁ…」 「ん?肉奴隷であることが不服か?」 「…い、いえ…」 「へっ、それなら次にいくぞ」 「…つ、次って…?」 「ケツに決まってんだろ」 「…ひぃぃ…」 そして、あずさの意思などお構い無しに、彼女をベッドに寝かせると、長井はその白く しなやかな足を両手で掴んだ。 ごつごつした浅黒い指が、あずさの太腿に食い込む。 「こう見ると、あずさ、オメェ…何気に毛が増えてやがるな?」 「…ぁぁ…そ、そんなぁ…」 長井は大きく広げたあずさの股に目を凝らすと、彼女の生え揃った恥毛を指で掻き鳴らした。 恥毛は、しっとりとあずさの愛液に染まり輝いている。 「さて、入れてやるか」 そして、恥ずかしさに頬を真っ赤に染めるあずさを見やりながら、長井は男根をゆっくりと あずさの肛門に押し当てた。 …ずっ… すぐに挿入は開始される。 男根は、あずさの肛門を捲り上げるように、じわじわと腸内へ侵入していった。 「…ぎぃ…ぁぁ…」 それと同時に、下半身が麻痺するような痛みがあずさを襲う。 輪姦され、精神的に混乱した中で奪われた時と違い、その痛みは想像を絶するものだった。 しかし、長井の責めからは逃れようもなく、あずさは陸に揚げられた魚のように体を 震わせると、ただ悶え続ける。 そして、長井は完全にあずさの腸内に男根を埋没させると、荒々しく動きはじめた。 「…ひぎぃ…ぃ…がぁ…ぁ…」 「へへ、俺のチンポがそんなに気持ちいいか?」 「…ひぃ…い、痛い…です…ぅ…」 あずさは、自らに覆い被さり腰を突き立て続ける長井に、涙を流しながら正直に声を漏らす。 だが、それは逆効果だった。 「痛いだ?それはテメェのケツが悪いんだろうが!チンポ咥え込むのが仕事なんだから 早く慣れやがれっ!」 長井は突然切れると、鋭い目であずさを睨みながら更に腰の動きを早めた。 「…ひぃぃ…ぃぃぃ…」 あずさは苦痛に顔を歪める。 結合部からは鬱血がはじまり、あずさの尻に流れはじめていた。 だが、長井は止まる事を知らず、奥へ奥へと男根を突きたて続ける。 それは一生続くかと思われるほどだった。 …ガチャ だが、その時だった。 不意に、あずさの部屋のドアが開く。 「…うぐ…っ…?」 あずさの混濁しかけた意識が、一気に現実に戻った。 …だ、だれぇ…?? そして、玄関にいるであろう得体の知れない存在に怯える。 「へへ、やってるな」 だが、その人物の顔を見た時、あずさは更に凍り付いた。 そう、部屋にやって来たのは、相馬と島野だった。 「おぅ、バリバリだぜ」 長井は大昔の流行語を使い笑うと、あずさの尻を犯したままの体勢で二人を出迎える。 「それじゃあ、俺たちも混ぜてもらうか」 島野は、手に持っていた紙袋を床に置くと、ズボンを下ろしあずさに迫った。 相馬も続く。 「…うぅ…」 あずさの眼前には、新たな二本の男根が晒される。 そして、すぐにそれはあずさの顔に迫った。 「さぁ、お帰りなさいませのキスをさせてやるよ」 「俺たちは仕事で疲れてるんだから、しっかり癒すんだぞ」 二人は長井に犯されているあずさを両側から囲むと、まるで彼女の顔を挟むように男根を 押しつける。 汗臭い匂いが鼻をついた。 「…ひ…ぅ…」 あずさは困惑した表情で、目の前の男根を見る。 どちらも、青筋を立て激しく勃起していた。 無意識に表情が歪む。 「ほら、早くしろよ」 だが、すぐに島野が促すと、あずさの腕を掴んだ。 「全くだ、長井のチンポに溺れてんのか?」 相馬も催促するように彼女の頬を男根で叩く。 濡れた顔にペタペタと男根がこびり付いた。 有無を言わせぬ雰囲気があずさを襲う。 「…ぅぅ…やります…やりますから…」 そして、あずさはまるで夢遊病者のように、虚ろな瞳で両手に男根を握った。 「さぁ、二本一緒にしゃぶるんだ」 すぐに非情な注文が飛ぶ。 「…はい…」 あずさは、言われた通りに二つの亀頭を自らの唇に重ねた。 そして、その隙間を這わせるように舌を伸ばす。 …ちゃぷ… 男根の熱が舌に伝わった。 あずさは気色悪さを感じながらも、舐め続ける。 「ほれ、次は順番に根本まで咥えるんだ」 「美味しそうにしゃぶれよ」 そして、次々と浴びせられる注文を無言でこなしていく。 もちろん、その間も、長井はあずさの尻を執拗に犯していた。 先ほどのような荒々しさは無かったが、逆にねっとりと肛門に男根を捻じ込んでいる。 あずさは、そんな気の狂いそうな疼痛に苛まれながら、必死に二本の男根に奉仕を続けた。 「だいぶ上手くなったな」 「それでも、まだまださ」 「へへ、まぁ、数をこなさせるしかないわな」 三人は、まるであずさの勤務態度でも評価するように、男根奉仕に目を向けている。 既に、口元は二人の粘液でべっとりと濡れており、溢れた涙と一緒に部屋の明かりに 輝いていた。 「それじゃあ、そろそろマンコの試食といくか」 「おし、今、出しちまうぜ」 そして、相馬が次の行為を所望すると、長井は場所を開けるべく小刻みに腰を揺すり はじめる。 「はぁ…ぁぁぁ…」 再びあずさを激しい痛みが襲った。 だが、感覚が麻痺して来たのか、最初ほどの衝撃ではなかった。 …どく…っ… それでも、あずさは半ば失神寸前に、彼の精液を腸で受け止める。 「ケツも数こなさせねぇとなぁ」 長井は薄笑いを浮かべながら、あずさに言った。 「……ぐ…ぅぅ…」 その言葉にあずさは怯え、悲しく息を漏らす。 だが、反論する言葉はなかった。 「さぁ、今度は俺たちだぜ」 「たっぷり楽しませてやるからな」 そして、休む暇もなく、再び彼女は欲望の坩堝に落ちていく。 あずさは相馬と島野に前後を挟まれるように抱えられる。 そして、すぐに二本の男根があずさを貫いた。 「どうだ?嬉しいだろ?」 秘部に男根を埋めた相馬が嬉しそうにあずさを見る。 島野も尻の奥深くに挿入していた。 「…ひぐぅ…ぅ…」 あずさは、先ほどとはまた違う感覚に目を白黒させる。 秘部を伝うほのかな快感と、尻を走る痛み。 それだけでおかしくなってしまいそうだった。 だが、秘部からは愛液が溢れるように流れ、卑猥な音を鳴らしながら男根を迎え入れる。 肛門も、腸液と長井の精液が止めど無く流れていた。 「…ぁぁ…っ…」 あずさは二人の体温を痛いほど感じながら、汗と精液にまみれ、責めを受け入れる。 「最初はすぐに出してやるぜ」 肛門を犯していた島野が嬉しそうに笑った。 「俺もたっぷり出してやるか」 相馬もそれに合わせる。 すぐに二人は絶頂を迎えるべく、あずさの尻を叩いた。 「…ぐ…ぅぅ…」 激しさに比例して、快楽の波が彼女を襲う。 あずさはようやく、この時、自らが感じているのだと言うことを知った。 …うぅ…嘘…。ど、どうして…? だが、それを素直に認める事など出来なかった。 あずさは、耐えるように体を硬直させる。 しかし、そんな足掻きも虚しく彼女を絶頂が襲った。 全身を電流のような衝撃と蕩けそうな感覚が走る。 「よし、出すぜ」 そして、それと同時に二人もあずさの中に精液を放った。 震える肉壁を染めるように、粘液があずさの体内に染み込んで行く。 「……ぅぅ…う…そ……ぅ……う…」 あずさは、耐え難い真実に困惑しながら、相馬の胸に倒れこんだ。 既に日付は変わっていた。 しかし、あずさへの責めは終わることは無い。 三人は数え切れない量の汚液を彼女の体に振りかけていた。 髪も顔も乳房も余す所なく、汚らしい白濁液が光っている。 未だ脱ぐ事を許されないユニフォームにも染みのように、汚液が点々とこびり付いていた。 今も、島野の男根を咥えされられながら、後から長井に秘部を貫かれている。 「ほら、もっと奥まで咥えろよ」 「…ふぁい…」 半ば放心状態のあずさは言われるがままに、島野の男根を根本まで咥え込んだ。 すると、あずさの口からは、口内に溜まった唾液や精液の名残が溢れ出す。 それは糸を引きながら、汚らしく唇から垂れ下がった。 だが、それを気にする余裕は今のあずさにはない。 秘部も同様だった。 島野の出入りとともに、愛液と混ざり合った精液がただ太腿を流れシーツに落ちる。 シーツは小便でも漏らしたように濡れていた。 「だんだん本性現わして来たみてぇだな」 島野は勝ち誇った顔で、あずさの尻を堪能している。 「…ぅぅ…ぅ…」 だが、あずさは男根に舌を這わせたまま、口元で小さく唸るだけだった。 未だ許容出来ない現実と、これからへの恐怖。 だが、体だけはそれを余すところなく受け入れている。 あずさは悲しかった。 しかし、その間に、島野が五度目の射精を彼女の口にはじめる。 量も濃さもそれ相応のものだったが、あずさを蝕むには十分だった。 「…ぐちゅ…ぅ…」 あずさは、それを口に溜めると、ゆっくりと飲み干して行く。 ほとんど無意識の行為だった。 「へへ、すっかり出来あがっちまったか」 島野は満足そうに、あずさのユニフォームの袖で濡れた男根を拭うと、彼女から離れる。 「俺もこれで勘弁してやるぜ」 そして、長井も続き、あずさの膣を汚していった。 秘部はだらしなく、それを受け入れている。 「…はぁ…ぁ…はぁ…」 彼女は体と秘部を震わせながら、精液と男根の熱を感じていた。 諦めと焦燥感を背負いながら。 ようやく開放され、あずさは人形のようにベッドに倒れ込んだ。 膣や肛門からは止めどなく精液が逆流をはじめている。 だが、あずさは恥じらうこともせず、疲労のため、死んだように横になっていた。 そして、それとは裏腹に満足している体に、ただ戸惑っている。 しかし、更なる恥辱があずさを待ち受けていた。 「そうだ、あずさにプレゼントがあったのを忘れてたぜ」 島野は持って来た紙袋の中から、白い箱を取り出す。 そして、その箱をベッドの上に放り投げた。 どさっ…。 「…え……?」 顔の傍に放り投げられたその白い箱を見て、あずさは戸惑う。 この悪魔のような男たちが自らに何をくれるのか? そう考えると恐いものがあった。 「ほら、空けてみろよ」 椅子に腰掛け、くつろいでいた相馬がそう促す。 他の二人も早くしろとばかりにあずさに視線を向ける。 「………」 あずさは、その視線を痛いほど感じながら体を起こすと、おずおずと白い箱を手に取った。 安っぽい簡素な箱だったが、中身はずっしりと重い。 そして、あずさは恐る恐る、その蓋を開けた。 「………」 言葉が出なかった。 本来なら、そのまま放り投げてしまいそうだったが、そうする余裕は今のあずさにはない。 「どうだ?俺たちの贈り物は?」 中に入っていたもの。 それは、3本のバイブレーターだった。 しかも、どれも形や長さが違い、部屋の灯りを受け不気味に光っている。 「へへ、感激で言葉も出ないか」 長井が勝手にあずさの気持ちを代弁し、嬉しそうに笑った。 あずさは、依然反応する事が出来ない。 だが、長井は更に残酷な事実を明かす。 「そりゃ嬉しいわな。そのバイブはな、俺たちのチンポの形を模ったもんだからよ」 「ひぃ…」 あずさは、そのおぞましい事実に短く悲鳴を上げた。 「今日から、あずさにはそれを装着して仕事に励んでもらうからな。もちろん、一度 イクごとにローテーションする形になるがな」 そして、ダメを押すように、相馬の事務的な言葉が響く。 「…うぅ…」 あずさは再び涙が溢れてきた。 しかし、反論する事も抵抗する事も出来ない。 そして、彼等が帰ったあとも、バイブレーターを前にいつまでも怯えていた。 第7話へ |
|