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■mission■

 

 

 



             

第8話「侵蝕(6)」






………

 あずさはゆっくりとドアを開いた。

 そして、その瞬間、自らの淡い期待は絶望へと変化する。

 玄関へ投げ出されて幾つもの靴と奥から聞こえる男たちの談笑に。

…どうしてなの…

 あずさは何がなんだかわからなかった。

…どうして…私を放っておいてくれないの…

 そして、常に自らに誰かが付き纏っている現実を呪った。

「お、帰ってきたぞ」

 その時、部屋の奥から一人の男がやって来る。

 そして、奥に居る他の人間に声をかけた。

「遅かったなぁ?」

「へへ、待ちかねたよあずさ〜」

 すぐに部屋からは数人の男が顔を見せた。

 しかも、初対面だというのに、既に馴れ馴れしく声を上げている。

 あずさは顔を上げ、彼女の前に居る男たちを見た。

 四人の男たちは、いやらしい目つきであずさに視線を送っている。

 彼らは皆、大人と呼ぶには幼く、あずさよりも年下のような感じがした。

「貴方たちはいったい…?」

 あずさは不安に押し潰されそうな気持ちを抑えながら、彼らに話し掛ける。

「あれ?島野さんに聞いてないのか?」

「俺たちはな、今日からお前の監視役兼セックスフレンドとして、あずさの部屋に
住むように言われたんだぜ?」

「俺たち、まだ女、知らねぇから、たっぷり教えて貰おうと思ってよ」

 男たちは口々に声を上げる。

「………」

 だが、あずさは何も答えられなかった。

 再び、自らは何処へ行っても相馬たちの手から逃れられないと言う事を痛感する。

「ほら、じゃあ最初に口でしてくれよ?」

 既に男たちはズボンを下ろしていた。

 男根は皆、痛々しく勃起している。

 情なく先走りの汁を滴らせているものもあった。

 そして、ゆっくりと玄関で立ち尽くすあずさの前に進み出る。

「…そんな…」

 だが、あずさは反応も出来ぬまま、涙声を上げることしか出来なかった。

 今日一日の仕打ちで、既に精神的疲労はピークを超えている。

 とてもこれ以上の辱めに耐える自信はなかった。

「じゃあ、仕方ねぇな」

 しかし、現実は、そんなあずさの気持ちを踏みにじる。

「よし、行くか」

 男たちはズボンを上げ、勃起した男根をしまうと、あずさの部屋から出て行く。

 あずさは状況が理解できなかった。

 そして、男の一人がドアを閉めながら口を開く。

「じゃあ、妹と楽しんでくるからな」

「…え…?」

 しかし、あずさが反応した時には、既にドアは閉まっていた。

…そ、そんなぁ…

 あずさの脳裏を緊張と恐怖が走る。

「ま、待って!!」

 あずさは形振り構わず、ドアを開けると、既に寮から出ようとしていた少年たちに
追いすがった。

「何だよ?やらねぇんだろ?」

 男は不機嫌そうな顔で、あずさを睨み付けると、そのまま先を急ぐ。

 だが、あずさはまるで子供のように、男の腰にしがみついた。

「お、お願い…ゆ、許して…、美奈は…美奈は関係ないでしょ…、私がやるから…、お願いぃ!」

 あずさは周りなど気にすることなく、大声で叫んだ。

「けっ、最初からこうしろってんだよな」

「仕方ねぇな」

 男たちは半ば呆れながらあずさを見る。

 しかし、一人の男は更に過酷な仕打ちをあずさに下した。

「でもよ、俺たちの機嫌を損ねたんだぜ?あずさ?」

「…うぅ…はい…ごめんなさい…」

「それじゃあよ、ここで俺たちに土下座しろよ?そして、あずさのマンコを使ってくれって
精一杯頼むんだよ。そうすれば許してやるぜ?」

「……ぅう…」

 あずさは思わず躊躇する。

 だが、拒否は出来る筈も無かった。

「…わ、わかりました…」

 あずさは、その場に丸まるようにひれ伏すと、男たちに向かい頭を下げる。

 額は地面に完全にくっついていた。

「お願いします…ぅ…あずさのマンコ…使ってくださいぃ…」

「声が小せぇ、聞こえないよ〜?」

「ぅぅ…お願いしますぅ!…あずさの…あずさの、マンコ!使ってぇえ…!!」

 騒がしいまでの大声だった。

 寮に誰かが居れば、間違いなく聞こえるほどの声だろう。

 しかし、幸いにも、その声を聞き扉を開ける住人の姿は無かった。

「じゃあ、使ってやるぜ」

「へへっ、ようやく童貞ともおさらばだ」

「何回出来るかなぁ?」

 そして、男たちはあずさを抱えるように部屋に連れていく。

 すぐに、狂宴は始まった。

 あずさの周りに四本の男根が曝される。

 どれも、それなりのサイズを有していた。

「さぁ、好きなチンポからしゃぶっていいぜ」

 男は勝ち誇った顔で腰を突き出す。

 今にもあずさの頬に触れそうな位置まで男根が近づいた。

「……っ…」

 あずさはその色や形、そして、匂いに苛まれながら、目の前に突きつけられた
男根に手を伸ばす。

 そして、そっと握ると、その先端に向け舌を伸ばした。

…ちゅぷ…

 何度か亀頭を舌で舐ると、そのまま端正な唇で咥え込む。

 口の中に男根独特の味が広がった。

 それでも、あずさは耐えながら竿の方へ舌を絡めていく。

 すぐに、先端からはぬるりとした粘液があずさの咽へ流れた。

「へへ、温かくて気持ちいいぜぇ…」

 男は、初めての体験に顔をだらしなく崩しながら感じている。

「…ぅぅ…ぐちゅぅ…」

 あずさはそんな男の反応に、情なさと悔しさを感じながら、それでも必死に舐めつづけた。

 そして、すぐに男は限界を迎える。

…びゅるる…びゅちゅ…

 大量の精液があずさの口内を満たした。

 終わりが無いのではないかと思わせるほど、それは激しい射精だった。

 しかも、男根は依然、変わらぬ硬さを有している。

「…ぐぅ…じゅるぅ…ごきゅ…」

 あずさは未だ男根を咥えされられているため、口から零すことも出来ず、その汚液を
飲み込んだ。

 咽に絡むように、それはあずさの胃に収められる。

 夕飯は摂ってはいなかったが、それだけで満腹になれそうな気がした。

 しかし、ようやく男があずさの口から男根を引き抜くと、間髪入れず、次の男根が
あずさの口を塞ぐ。

 我慢しきれないのか、竿を這う青筋が、はちきれんばかりに痛々しかった。

 そして、少年は、あずさの奉仕など待たず、自ら腰を動かし始める。

 顔を固定するため、あずさの髪を激しく掴みながら。

「へへへへ、フェラだ…フェラだぜぇ…」

「…ぅうぅう…ぅ…」

 あずさは、引き千切られるのではないかと思わせる程の髪を引かれる痛みと、
咽を封じられた苦しさに目を白黒させた。

 だが、そんなあずさの苦しみも少年には見えておらず、ただ、自らの快楽のためだけに
あずさの口を使っている。

 しかも、男の腰は次第にその動きを早めた。

 その度に、あずさの鼻や目を容赦なく少年の剛毛が襲った。

 あずさは、痛みだけでなく、気持ち悪さにも耐えながら、ただ少年の責めを受け入れる。

 唇の端からは、溢れた唾液や少年の粘液が、情なく滴っていた。

「はぁ…はぁ…あずさぁ…行くぜ…」

 そして、少年は天を見上げると、腰を突き出し果てる。

…びゅるるる…びゅく…ぴゅっ…

 あずさの咽に、少年の精液が流れ込んだ。

 やはり、量は半端ではない。

「ぅう…ぐぽっ…じゅる…」

 あずさは耐える暇のなく、注ぎ込まれた粘液を飲み下していく。

 ただ、生暖かいというだけで、味もなにもわからなかった。

 しかも、そんな中で少年は未だ、あずさの口の柔らかさを堪能している。

「へへ、口でこんなに気持ちいいんなら、マンコはどうなるんだぁ…?」

「まぁ、これ終わったら、すぐにでも出来るさ」

「…ぐぅ…」

 自らを人として扱っていない少年たちの会話に、あずさは恐怖すら覚える。

 だが、目の前には、今度こそあずさの口を奪おうと、残りの男たちが立ちはだかっていた。

「さて、今度は俺だ」

「待てよ俺が先だぜ?」

「おいおい、喧嘩すんなよ。二人同時にしてもらえばいいじゃん?」

「それもそうだな」

「そんな訳だ。頼むぜ?あずさ」

 そして、あずさの口で楽しむ方法を決めると、二人の男は、両側からあずさの口元に
男根を突き出した。

 どちらも、容赦なく勃起しており、触れなくとも熱を感じることが出来る。

 しかも、片方の亀頭は、粘液で汚らしく光っていた。

「…ぅう…」

 あずさは口元を精液で汚しながら、小さく震える。

 そして、おぞましさに情なく目を細めると、ゆっくりと両手で二本の剛棒を握った。

 すぐに血液の流れが手に伝わる。

「あぅっ…ぅ…」



 あずさは蝕まれていく感覚に怯えながらも、二つ亀頭を合わせるように自らの口元に導いた。

 そして、その隙間に舌を這わせる。

…じゅる…ぴちゃ…

 あずさの部屋に男根をしゃぶる汚らしい音が響いていく。

 咥えられている男たちは、それをまるで他人の行為を見ているかのような眼差しで
凝視している。

 そして、自らの体を流れる快感を楽しんでいた。

 あずさの口に出した男たちも、次に貫く秘部の感覚を想像しながら、その奉仕を
楽しんでいる。

 まさにあずさは彼らの玩具でしかない。

 やがて、あずさは亀頭を同時に唇で咥え込むと、舌を絡ませながら、自らの息遣いと唾液で
男根を刺激する。

 ほとんど無意識の行為だった。

「はぁ…ぁ…イっちまう…」

「俺もだ…」

 男たちはそんなあずさの奉仕に、あっという間に根を上げると、腰を突き出しながら、
彼女の口内に精を放った。

…びゅく…びゅるるる…どぴゅ…

「ひゃぅ…びゅう…ぅ…」

 そして、その大量の白濁液は、口から溢れると、あずさの豊満な胸の上に流れ落ちる。

 張っている洋服の胸の部分に、白い体液が無数の池を作った。

 しかも、それは次第に広がっている。

「へへ、出た出た」

「やっぱり女ってのは最高だなぁ」

 男たちは口々にそう言うと、あずさの唾液と自らの精液にまみれた亀頭を、彼女の頬に
押し付けた。

 そして、その汚れを削ぎ落とすように、未だ萎える事のない男根を擦り続ける。

 あずさの顔はあっという間に生々しく汚液で照り光った。

 そればかりか、湯気でも立つように、彼らの濃い精液の匂いがあたりに立ち込める。

 だが、あずさは放心状態のまま、口から精液を垂れ流しながら、それを受け入れていた。

 そして、乳房を覆う洋服はすっかり精液に満たされ、胸の谷間には汚らしく白い汚液が
どんよりと溜まっており、乳首もその形を醸し出している。

 その淫靡な姿が、男たちを更に刺激した。

「はぁはぁ…もう我慢できねぇぜ」

「ほら、あずさ、さっさとマンコ使わせろよ」

 男たちは目を血走らせると、半ば引き裂くようにあずさの洋服に手をかける。

「あぁ…いやっ…痛い…っ…」

 ようやく我に返ったあずさだったが、あまりの強引さに為す術はなかった。

 そして、玄関の前のキッチンで、容赦なく裸に剥かれる。

 ショーツは穿いていなかった。

 もちろん、ブラジャーも身に着けてはいない。

 だが、今の男たちはそんな事実を気に留める事もなく、ただあずさの秘口のみを求めていた。

「へへ、マンコだマンコ…」

「今日から使い放題か…へへ、涎が出ちまうぜ」

「今に俺のチンポなしじゃ生きれないようにしてやるからな」

 男たちは口々に勝手なことを呟くと、キッチンの床にあずさを這わせた。

 あずさは犬のような格好で尻を高く上げさせられる。

 そして、後背から男たちのいやらしい目で秘部を眺められた。

「…くぅ…ぅぅ…」

 見られているという感覚と、いつ挿入されてしまうかと言う恐怖。

 その間が、あずさにとっては死ぬほど辛かった。

 しかし、程なく一人の男があずさの尻を抱える。

「…はぁ…はぁ…」

 そして、荒い息遣いとともに、その赤黒く染まった男根をあずさの秘部に押し当てた。

…じゅく…じゅるる…

 すぐに肉の擦れ合う音が部屋に響く。

 男はあずさの秘肉を抉るように、奥へ奥へと男根を突き入れる。

「…っ…ぁぁ…ぁあ…」

 あずさは苦悶の表情を浮かべ、もがいた。

 彼女の秘部はほのかに潤みを帯びてはいたが、そう簡単に受け入れられる状態では
なかったのだ。

 だが、女を知らぬ少年にそんなことはわかる筈もなく、自らの欲望だけを信じて、
あずさの体内に進みつづける。

 そして、完全にあずさの秘部に男根を埋めた。

「はぁ…はぁ…入ったぜぇ…」

 少年は勝ち誇ったように呟くと、更にあずさの尻肉を握り腰を突き立てはじめる。

「あぁ…くぅっ…」

 あずさはその責めを歯を食いしばりながら堪えた。

 しかし、皮肉にも、最初は苦痛だった秘部も、それが治まると同時に、別の感覚をあずさの
体に放ちはじめる。

…うぅ…どうして…ぇ…

 あずさは自分が許せなかった。

 半ば強制的に男たちに尻を差し出しているというのに、体はそれを拒絶しないからである。

 だが、それすら深く考えられないほど、男の責めは休むことなく続いた。

「へへ、これがマンコの締まりか…気持ち良すぎるぜ…」

「早く替われよ、入れる前に出ちまいそうだぜ」

 男たちは歓喜の渦に飲まれながら、あずさの尻を囲んでいる。

「よし!あずさ出すぜ!」

 そして、ようやく一人目の男が、あずさの膣内に精液を撒き散らす。

 二回目とは思えない大量の汁だった。

 すぐに、それはあずさの秘部から太腿を伝う。

「へへぇ、いっぱい出てんな」

 男は、あずさの子宮の感触を味わいながら、それを嬉しそうに眺めていた。

「ほら!今度は俺だからな」

 だが、堪能するその男を押しのけるように、別の男があずさの尻を抱える。

 そして、あずさを仰向けに寝かせると、彼はそのまましがみ付くように彼女に凭れた。

 男はあずさよりも小柄で、かなり幼く見える。

 だが、その風貌に似合わぬ男根を握ると、標準をあわせるように、あずさの秘肉に
押し当てた。

…じゅぷう…

 既に大量の愛液と精液でふやけていた秘部は、今度はあっさりと男根を受け入れる。

 そして、一気に男はあずさの子宮まで男根を進ませ、彼女の体を抱えた。

「さぁ、楽しもうぜ」

 男は卑猥な顔で、そう言うと、小刻みに腰を動かしながらあずさを責める。

 口では、あずさの乳房の舌を這わせ、そして、乳首をしゃぶった。

…くちゅ…ぐちゅ…

 あずさの体に再び快感が走る。

「…あぁあ…ぅう…ぅ…くぅ…」

 あずさは悩ましく喘いだ。

 先程の激しさと違い、今度は優しく責められ、愛撫されているため、彼女への快感の並は
半端ではなかったのだ。

 あずさは、時折、気をやりそうになりながらも、ただ男に抱えられたまま、天井を見ている。

「へへ、気持ちいいんだろ?気持ちいいって言ってみろよ?」

 だが、それすらも許されず、あずさは強制的に現実を直視させられる。

 あずさは困惑した。

 自分が怖かったのだ。

 このまま、素直に自分の気持ちを口走れば、歯止めが聞かなくなる。

 そう思った。

 だが、口を噤むことは許されない。

 そして、あずさは必死に自らを保ちながら口を開く。

「…はい…き…気持ち…いいです…」

「へへ、そうか、よしもっと善がらせてやるぜ」

 男はとても初めてとは思えない態度で、更に腰の動きを早めた。

…じゅぷっ…じゅぷっ…

 結合部の肉が、規則正しく妖しい音を鳴らす。

 そして、あずさの中に一気に快感の高波が押し寄せた。

「ふぁあぁ…ぁぁ…ひぃ…」

 あずさは短く声を漏らすと、為すすべなく気をやる。 

 口元からは情なく涎が垂れていた。

「へへ、イかせたぜ」

 男は満面の笑みを浮かべながら、あずさの反応に歓喜の声を上げる。

 そして、自らも、満足したように男根を抜くと、そのままあずさの顔の前に進み出た。

…びゅるぅ…びくん…

 さながらアダルトビデオのような顔面射精だった。

「はぁ…はぁ…、一度これやってみたかったんだよ」

 男は自ら叶えた願望を口にしながら、大量の精液をあずさの顔にぶちまける。

 未だ先程の精液に濡れていた彼女の顔は、更なる汚汁をパックし、無残に汚れていた。

 だが、当のあずさは脱力感に襲われたまま、抵抗なくそれを受け入れている。

…ぅう…あったかいの…

 しかも、あずさの脳裏を、それを甘受するような言葉が掠めていた。





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