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■mission■

 

 

 



22話 剪定(6)





 あずさの休日は普段とさほど変わらないものだった。

 夜が明けるまで伊三の相手をし、昼過ぎまで同じ布団で睡眠を取る。

 その後、彼が注文した出前で腹を満たすと、再び夕方まで交わりに勤しむのだ。

 まさに四六時中男根を感じているような生活である。

 こうして、時間は夜の9時を過ぎようとしていた。

「ぁん……」

 布団の上で伊三に秘部を弄られているあずさ。

 その花弁からは幾度となく放たれた精液が逆流していたが、彼はまるで気にする事なく愛撫を繰り返していた。

 秘口の内側を2本の指で掻き回し、それに呼応するように親指が肉の突起を刺激する。そんな強引かつ熱のこもった動きにあずさの
心は否が応でも解れてくるのだ。

「気持ちいいかの?」

「はい、とっても」

「入れたくなったか?」

「はい……またオマンコに欲しいです」

「ふぉふぉ、ならこれを見てからじゃな」

 伊三はあずさの腰を浮かせると、その下に男根を滑らせる。

「あんっ」

 まるで棒の上に跨るような状態。

 あずさはその温もりを感じながらじっと堪えていた。だが、肉棒から放たれる熱によって花弁は弛み、涎のように愛液を滴らせるのだ。

「相変わらずいやらしい口じゃのぉ」

 伊三は満足そうに呟くと、そのままの格好で身体を寄せてくる。

 その上で、床に伸びている配線を弄っていた。

――あぁん、あったかい……。

 あずさには彼が何をしているかはわからない。それでも、温もりが伝わってくる以上、気になる事はないのである。

「こんなもんかの」

 伊三はリモコンをテレビに向けた。

「…………」

 画面に映ったのは誰かの部屋のようである。

 画質がそれほど鮮明ではないため、全てを把握するのに時間がかかったが、ベッドに置かれた小物やカーテンの柄からあずさはここ
に誰が住んでいるのかがわかった。

「……そんな。どうしてミーナの部屋が??」

 そう、ここは妹の美奈の部屋だったのである。

 見間違いと思ってはみたものの、それを覆す材料はない。

 ただ、妹の姿は見当たらず、電気だけが灯っていた。

――もう帰ってる時間だよね……?

 得体の知れない不安があずさの中に湧いてくる。

「……こ、これはいったい?」

 あずさは恐る恐る伊三に尋ねた。

「お主にはもっと儂を好きになってもらいたいからのぉ。そのためには妹は足枷じゃろうて。だからの、これからあやつを立派な牝に
するための余興をやっちゃるけん」

「そ、そんな……」

「心配せんでもええぞ。はじめてに相応しい相手を揃えたからの」

 伊三はそう言い放つと、肉棒で秘部を擦りつける。

「ひぁ……っ」

 あまりの展開にあずさはおかしくなってしまいそうだったが、花弁を舐る男根に抵抗する気力は掻き消されていくのだ。

 そればかりか、痺れるような快感が下半身から脳へと伝わりはじめる。

 そうこうしているうちに画面には複数の男が姿を見せた。

「うそ……?」

 伊三が言う相応しい相手とは、かつてあずさの部屋に住み着いていた少年たちだったのである。

 彼らは生まれたままの格好で室内を闊歩すると、ベッドを部屋の中央に移動させた。また、カメラの配置や、Piaキャロットのユ
ニフォームをハンガーにかけるなど、着々と用意をしていく。

 そして、全ての準備を終えると部屋に留まったまま電気だけを消すのだ。

――ミーナ……。

 あずさは妹がこのまま帰宅しない事を願ったが、彼女に出来るのはそのくらいであった。

 伊三に中止を嘆願する事も、何とか美奈と連絡を取る事も、男根の感触の前には絵空事に過ぎないのである。

 そんな中、刻一刻と時間だけが過ぎていく。





 金属製のドアが開く音が聞こえてきたのは、それから数分が経過した頃であった。

「…………」

 遠くから聞こえる物音。

 やがて部屋のドアが開くと、室内に明かりが灯る。

 それに呼応するように全裸の男たちが少女に群がった。

「ひっ!?」

「へへ、お帰り美奈ちゃん」

「待ってたぜぇ」

「いやぁぁぁぁ!!?」

 異様な光景に美奈は悲鳴を上げたが、為す術なくベッドに押し倒される。

 その周りを囲む男たちは当然のように男根を剥き出しにしており、それが更に彼女を苦しめるのだ。

「お願い、離してぇぇぇ……!」

「なら、大人しくするんだ」

「――うぅ、あなたたち誰??美奈に何をするの?」

 美奈は涙を浮かべながら男たちに問いかけた。数ヶ月前から同じマンションに居座っていたのだが、あずさが身体を張って彼らを押
さえ込んでいたため知らないのも無理もない話であろう。

「へへ、美奈ちゃんを大人にしてあげてって、君のお姉さんに頼まれたんだよ」

「…………っ!?」

――な、何を言ってるの?

 あずさは男の言葉に唇を噛み締めた。

「そんな事あるわけないでしょ……?」

 美奈は咄嗟に男から離れようとしたが、前後左右を囲まれている状況では無駄な足掻きである。いくら男がまだ大人とは呼べなくと
も彼女にどうこう出来る相手ではないのだ。

「いやぁぁ……離してぇ!」

 妹の口を吐く悲痛な叫び。

「お願い、やめてぇぇぇ……ぐすっ」

 それでも美奈は涙を流しながらいやいやを繰り返す。身動きが取れない以上、彼女にはこれが精一杯の抵抗なのだ。

「おいおい、あんまり駄々こねてると痛い目に遭うぜ?」

「俺らだって遊びでやってんじゃねぇんだよ」

 だが、男はそれを許さず、ドスの利いた声を上げると鋭い眼差しで美奈を睨むのである。

「……うぅ、ぐすっ」

「ほら、泣いてないでさっさとこれに着替えろ」

「え……?」

 男が差し出したのは先ほど部屋にかけておいたユニフォームだった。

 グリーン一色で統一されたその生地はフローラルミントタイプと呼ばれており、襟と袖が独立したデザインや、ワンピースに付随し
たフリルのような切り替えスカートが特徴の店でも人気の高い制服である。

「うぅぅ……」

 美奈はそれを受け取ってはみたものの、次のアクションに移る事が出来ないでいた。

「おいおい――これ以上焦らすとお前の姉ちゃんに代わりをやってもらうぜ?」

「ひっ!?」

 しかし、姉を引き合いに出された美奈は、怯えながらも服を脱ぎはじめるのだ。

――ミーナ……ごめんね。

 あずさは妹に謝るしかなかった。

 彼女がこんな目に遭っているのは明らかに自分の責任なのである。

「……ぐすっ」

 そんな中、美奈は着ていた洋服を脱ぐと、未発達の身体を露わにした。

 ブラジャーこそつけていたものの膨らみは控え目なバストや、まだくびれにはほど遠い腰。

 彼女はそれを必死に隠しながらユニフォーム着ようとする。

「おっと」

「え……?」

「ブラとパンツも脱ぐんだ。つけてても邪魔なだけだしな」

「そ、そんな」

「聞き分けのねぇガキだな、だったら……」

「わ、わかりました……ぐすっ」

 美奈は涙を浮かべながらブラジャーのホックを外していく。

 震える手つき。無理もない、その動きは余すところなく男たちに見られているのだ。

「ぐすっ」

 それでも美奈は次にショーツを手に掛けた。

 無論、座ったままで脱げる筈もなく、否が応でも彼らにその裸体を晒すしかない。

 それはストリップでもしているかのような光景だった。

「…………」

 こうして露わになる少女の股間。

 その恥丘には当然のように毛は生えておらず、中央を走る1本の筋が幼さを強調させていた。

「うぅ……」

 美奈は顔を真っ赤にしながらプリーツの入ったスカートを穿くと、続いてワンピースを身に着ける。そして、震える手で付け袖と付
け襟を装着するのだ。

 胸の部分が物足りない以外は文句の付けようのない姿であった。

 こうして彼女は最後に緑のラインの入ったニーソックスを穿き、ワンピースの背中に手を回す。それは、ファスナーを締めるためで
ある。

「へへ、それはいいぜ?」

「え……でも?」

「くくく、客のためにここは見せたまんまにしようぜ」

 男はそう言うとワンピースの胸の部分をずり下げた。

「ひぁぁ!?」

 思わず身体を丸める美奈。

 だが、男たちは両腕を掴むと、その動きを封じるのだ。

「きゃ、客ってどういう事ですか??」

「こういう事さ」

 切迫する美奈に、一人の男がハンディカメラを向けた。

「ひっ……!?」

「へへ、はじめるぞ」

 それを合図に彼女はベッドに横になった男の上を跨がされる。

「ほら、スカートたくし上げろよ」

 下の男から美奈に指示が飛んだ。

「うぅ……ぐすっ……」

 彼女は拒絶する事も出来ずスカートの裾を持ち上げる。

 それによってツルツルした恥部が再び顔を見せるのだ。

「へへ、あずさに比べりゃ劣るが――こりゃこれで悪くねぇな」

「バーカ、この未発達なところがいいんじゃねぇか」

 男たちは好き勝手に会話を交わしながら男根を扱きはじめる。

 すると、肉棒はみるみるうちに天を衝く。

「……うぅぅぅ」

 おぞましい変化に怯える美奈。

 林立する男根は亀頭全体に黒っぽい色素が沈着しており、浅黒い竿には野太い血管が浮き出ている。

 だが、それらは全てあずさとの交わりの賜なのだ。しかも、レイプという愚行を前にして物怖じする事なく勃起する肉棒も、彼女と
の経験によって培われたものに他ならない。

 まさに美奈は姉が育てた男たちに蹂躙されようとしているのである。

「…………」

 あずさにとって、それは悪夢以外の何物でもなかった。

 しかし、今も伊三に秘部を刺激されているため負の感情に支配される事はなかった。その生殺しのような感覚がいっそう彼女の心を
締め付けるのである。

「いやぁぁ……」

 そのような事情など露知らず、美奈はただ絶望していた。

 ぎこちなくスカートをたくし上げる少女。

 男はそんな剥き出しの恥部に肉棒を押し当てる。

「ひぁあ……」

「へへ、美奈ちゃんまだ処女っぽいね。オマンコすっごく固いよぉ」

 しきりに男根を擦りつけながら男は彼女の感触を口にしていた。

 恥丘はその言葉通り殆ど濡れておらず、亀頭の先は汗で湿っているに過ぎない。

「でも、今――気持ち良くしてあげるからねぇ」

 男はそう言いながら執拗に肉棒での愛撫を繰り返す。

 その度に小振りな花弁はそら豆のような粘膜に圧迫され充血していくのだ。

「……ひぁ……ぁ」

 変化は殊の外早く訪れた。

 恐怖に怯えているにも関わらず、美奈の吐息は明らかに先ほどとは異なっており、男を跨ぐ体勢も何処か心許ないものになっている。

 そして、何よりこれまでほぼ乾いていた秘部から、ねっとりとした蜜が零れはじめたのだ。

「へへ、美奈ちゃんのおつゆ溢れてきたよ」

「そ、そんな……そんな事ありません……」

 美奈は即座に否定する。だが、濡れているのは紛れもない事実であり、亀頭は愛液に染まると更に滑らかに恥部を刺激していた。

「うぅ……」

 その感触に顔を曇らせる美奈。

「くく、やっぱり美奈ちゃんも女の子だね」

「俺も気持ち良くなりたいなぁ」

 そんな中、他の男たちも彼女の身体に男根を押しつける。

「……いやぁぁ」

 美奈は尻やユニフォームにおぞましい感触を覚えると顔を歪ませた。

 だが、それすらも余すところなくカメラに刻まれていくのだ。

 この映像がこの先、どういう扱いを受けるのかはわからない。万が一、不特定多数の目に触れるのであれば彼女の怯えた表情は数多
くの男を絶頂に導くであろう。

 それほどまでに鬼気迫った光景。

「そろそろいいかなぁ」

 そうこうしているうちに秘部を解していた男が次の段階に映っていく。

 目的は美奈と一つになる事である。

 彼はこれまで前後に動かしていた肉棒を上下に振りはじめた。それにより亀頭は花弁を圧迫し、みるみるうちに秘肉の中へと埋没を
はじめる。

 肉棒の太さと秘口の狭さの差は歴然だったが、その肉穴はさほどの苦労もなく男根を飲み込んでいくのだ。

 まさに男の丁寧な愛撫の成果であろう。

「うぅ……痛いですぅ」

 美奈はそう言いながらも男の責めを受け入れるしかなかった。

「いよいよ美奈ちゃんのロストバージンか」

「俺らも祝福しなきゃな」

 すると、彼女の腕を押さえていた男たちが立ち上がると、今度は彼女の幼い顔に男根を押しつける。

「やぁぁ……いやぁ」

 美奈は頭を支えられていたため逃げる事も出来ず、口元や頬を肉棒が容赦なく蹂躙していく。

 そんなおぞましい感触が動きを萎縮させ、既に腕の拘束が解かれているにも関わらず彼女はいつまでもスカートをたくし上げている
のだ。

 そのため秘部を貫く男根は丸見えになっており、その先端は今まさに処女膜を捉えんとしていた。

「美奈ちゃんの処女――いただきま〜す」

 男はその言葉とともに腰を入れる。

 見てわかる程に押し広げられていく秘肉。

「ひぁぁ……い、痛いっ」

 美奈の声と共に、その肉壺からは赤い汁が流れだした。

 破瓜の血。それは彼女が男に貞操を捧げた証に他ならない。

 肉棒はそれによって一気に根元まで膣内へ沈んでいくのである。

「……うぅ、痛いの入ってるのぉ……」

 衝撃と痛みで美奈は体勢を崩した。

 皮肉な事に、その動きは彼女の方から男根を求めているように見えるのだ。

「へへ、美奈ちゃん――処女だったのに自分からチンポ欲しがってるお」

「いやぁ、そ、そんな事ないですぅ……ひぐっ」

 美奈はすぐに体勢を起こそうとしたが、腰は沈んだままであった。

 そう、今の衝撃で下半身の力がが抜けてしまっていたのである。

「へへ、逃げなくてもいいじゃん」

 男はそれをいい事に自ら腰を抱えると、ねっとりと肉棒を突き上げはじめた。

 生々しい水音と共に押し広げられる秘部。

「……ひぁぁ、痛い……ぁあ」

 美奈はそれを甘受するしかなかった。しかも、顔には執拗に男根が擦りつけられており彼女に心の安まる暇はない。

 まさに夢も希望もないロストバージンであろう。

「…………」

 あずさは画面に映る妹をただ呆然と見つめていた。

 守りたかった存在。

 しかし、既に美奈は汚されてしまったのだ……自分と同じように。

――ごめんね、ミーナ……。

――ごめんね、ごめんね……。

 あずさは瞳に涙を浮かべながら心の中で謝罪を続けた。

「ほれ、悲しんどる暇はないぞ」

 すると、伊三は男根を先端だけ秘部の中に埋めてくる。

「……で、でも」

「お主もレイプで処女を失ったそうじゃの?じゃったら妹も立派な性奴隷になれるじゃろ。何しろ、お主と同じ血を引いとるからのぉ。

――ふぉふぉふぉ」

「…………」

 とても納得出来る言葉ではなかった。だが、それにも関わらず身体は入口で止まっている肉棒に惹かれるのだ。

――どうして……? どうしてなの?

 無論、その答が出る事はない。

 ただ一つだけはっきりしていたのは、もはや快楽からは逃れられないという事である。

 目の前で妹が苦しんでいるにも関わらず、自分は伊三の男根で絶頂を迎えたいのだ。

「…………」

 あずさは自らの意志で肉棒を埋めていく。

 愛液に塗れた秘口は怒張をいとも簡単に飲み込むと、その全てを膣内に埋めた。

 まさに真剣を鞘に収めるかのように。

――うぅ、ダメ……。

 こうなるともう後戻りは出来ない。

 無意識のうちに尻は振られ、湧き上がる快感によって脳が焦がされる。

「……あぁ、気持ちいい」

 あずさは恍惚の表情を浮かべながら、心底気持ち良さそうに息を漏らした。

――ミーナ……その子たちは、お姉ちゃんが一人前にしたんだよ……。

――私もいっぱい……イっちゃったけど……。

 そんな中湧き上がるおぞましい意識。

 しかし、快楽に支配されはじめた彼女にとっては当然の思考であった。

「あぁん……おチンポ、奧まで届いてるぅ」

 こうしてあずさは我を忘れ男根に溺れていくのだ。

 妹の堕ちる姿を目の当たりにしながら。





 それから2時間ほどが経過していた。

 日野森姉妹の狂宴は場所は違えど今も続いている。

「ひぁぁ、また――イクのぉぉぉ!」

 あずさはだらしなく背中を反らすともう何度目かもわからない絶頂に狂っていた。

 額からは汗が滴り、秘部は小便でも漏らしたかのように濡れ光っている。

 だが、未だに満足する事はない。まだまだイき足りないのだ。

「ひぐぅ……じゅる」

 ブラウン管の向こうでも美奈は男たちの慰み者になっていた。

「へへっ、また出すぞ」

 その顔は精液でドロドロになっており、そこへ更に男たちが白濁液をぶち撒ける。

 容赦なく飛び散っていく精液。それは湯気でも立てそうな勢いで彼女の肌を染めていた。

 また、秘部には今も男根が埋まると自分本位な動きで狭い秘口を蹂躙している。その上、既にここにいる全員と交わっており、膣内
には3人分の精液が注がれていた。しかし、彼らの精力はまるで衰える事はなく今も赤黒く勃起した男根を少女に擦りつけるのだ。

「……うぅ、もう――やめて……」

 美奈は弱々しい声を上げる。

 既に反抗する気力は潰え、口元に擦りつけられる男根を甘受するしかなかった。

 だが、それでも瞳は絶望からの脱出を望んでいる。

「へへ、それはお前の姉ちゃんに言うんだな」

「どうして……?」

「だってよ、俺らはお前の姉ちゃんにセックスを教えて貰ったんだぜ」

「う、うそ」

「嘘じゃねぇって、あずさちゃん……凄かったぜぇ、フェラもパイズリもアナルも何でもオッケーだったからな」

「しかも、やりたい時にやらせてくれるしよ、ケツだって舐めてくれたし、小便だって飲んでくれるんだぜ?」

 好き勝手にあずさの痴態を並べ立てる男たち。

 恐ろしいのはその発言に偽りはおろか誇張すらない事であった。

「そんな訳ないっ!」

 無論、美奈は信じない。

 信じられる理由がないのだ。

「なら、これを見るんだな」

 すると、男の1人が床からリモコンを拾い上げると、それをテレビに向けた。

「……ひっ!?」

 その瞬間、歪む妹の顔。

――美奈?どうかしたの……?

「お、お姉ちゃん……?な、何してるの……?」

 どうやら画面にはあずさの姿が映し出されているようであった。

「……こ、これはいったい?」

 あずさにはまだ事情が把握できない。

「ほれっ」

 そんな彼女を伊三はねっとりと背後から抉る。

「……あひぁ、ら、らめぇ……おチンポ来るのぉぉぉぉ……」

 不意の一撃に気をやる少女。

 その身体はだらしなく反り返り、豊かな乳房が波打つように震えた。

――あぁん……またイっちゃった……。

「美奈ちゃんとやら。お前のお姉ちゃんはまたイったようじゃぞ?」

「……ふぇ?」

「ほれ、あずさも声をかけてやったらどうじゃ?」

 伊三はそう言うと顎でテレビの上を示す。

「……そ、そんな」

 その時、あずさはビデオカメラの存在に気づいた。

 こちらに向けられているレンズ。

 そう、美奈が目にしているのは、まさに今の自分の姿なのだ。

「うぅ、お姉ちゃん……嘘だよね……、嘘って言ってよぉ……」

 妹は譫言のようにそう繰り返す。

「おっ、こいつ急にマンコ締まりだしたぜ?」

「へへへ、ようやく現実を受け止めたのか?だったらまたぶっかけて、もう一度マンコでも味わうとするかな」

 男たちは美奈の変化に気を良くすると、争うように彼女に欲望を向けた。

 かつてあずさを相手にしていた時のように。

「……何とか言って……よ。……お姉ちゃん……ぐすっ」

 そんな美奈に更なる精液が飛び散っていく。

 容赦なく汚される顔や髪。また、制服にも水飴のような粘液がべっとりとぶち撒けられる。

「うぅ、出る」

 その上、膣内に4人目の子種が注がれるのだ。

 遠慮はない。まさに肉便器に相応しい処遇であろう。

「ぁひぁ……」

 美奈は呆けた顔で射精を受け止めていた。

 今もテレビの方へ潤んだ瞳を向けながら。

「……ごめんね、ミーナ。私……もう昔のお姉ちゃんじゃないの……」

 そんな妹に向けてあずさは静かに口を開く。

 もはや、誤魔化す気はない。なぜなら、すでに心は快楽に支配されていたからである。

「いっぱい男の人にハメてもらって……とってもエッチになっちゃった……」

 あずさはそう言うと、自ら尻を振りはじめた。

「……うそっ!……美奈、そんな事信じないもん……!」

「あぁん……本当に気持ちいいのぉ……、おチンポ気持ちよくて壊れちゃうのぉ……」

 あずさは伊三に身体を密着させると、小刻みに腰を揺する。

 口元からは涎が零れ、だらしなく床に垂れ落ちていた。

「ふぉふぉ、ならもう少しマンコを締めあげるんじゃ、そうすればご褒美をくれてやるけぇ」

「あん……もちろんですぅ」

 その言葉に歓喜すると、あずさは更に浅ましく男根を飲み込んだ。

 それによって秘部から零れる愛液は肉棒を滑らせ、一番深い部分――伊三の特等席へと導いていくのである。

「……そんな」

 画面の向こう側では美奈が非情な現実に肩を落としていた。

 もちろん、彼女に対する責めはまだ終わっておらず、今度は四つ這いの格好を取らされると背後から男に貫かれている。

 しかし、抗う気力すら失われた様子で、ただただそれを甘受していた。

「あぁ……おチンポ気持ちいいのぉ……」

 あずさもまた、自らの快感だけに心を奪われている。

 円を描くように尻を振り、必死に男根を締め付けながら。

 それにより、怒張は脈打ち限界が近い事を示すのだ。

「はぁはぁ……いつでも出していいですからぁ……、伊三様のザーメン……オマンコにどぴゅってしてぇ……」

 あずさはその気配を感じると肉壺に力を込める。

 そこへ放たれる大量の精液。

「あひぁぁ、熱いの出てるぅぅぅぅぅ!!」

 こうして彼女は射精の温もりを感じながら絶頂に達した。

 もはや、目の前で流れている映像が気になる事はない。

 今のあずさにとっては快感だけが全てなのだ。

「……はぁ、はぁ……気持ちいい……」

 そして、いつまでも飽きる事なく肉棒を貪り続けるのである。

 体力が続く限り。



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