あの『空気の読めない男』が5年ぶりに帰ってきた。
目を覚ましたマテウス(名前変更可能)は、不思議な光景を目の当たりにしていた。
地上から飛び立つアカデミー。
自分の名が刻まれた墓石。
そして、そこを訪れるクラスメイトたち。
しかも、彼女たちは自らを既に存在しないものとして語っていたのである。
「あらやだ…、忘れちゃったの?」
そんな彼の前に現れる謎の少女。
そして、マテウスはそこに至った経緯(いきさつ)を思い出すのだ。
もっとも、それは決して愉快なものではなかったが…。
「マテウスさんには"命の石"というものを集めて貰いたいの」
そんな中、彼女から一つの提案が示される。
命の石…
それは、そのターゲットの悩みや願望から器を作り
羞恥心と性的快感によって満たしたものだという。
「それで、どうかしら?」
「この間の続きをしてみたいと思わない…?」
「(…ふふっ…、捨てる神あれば拾う神あり…という奴か)」
こうして、マテウスは意外な形でリベンジの機会を手にしたのである。
かつてのクラスメイトと、新しい仲間たちに対して…。